ソニーは5月16日、広角24mmから70mmの「バイオ・ゾナーT*」レンズを搭載した「Cyber-shot DSC-RX100M3」(RX100 III)を発表した。XAVC S形式での動画撮影もサポートする。発売は5月30日。想定税別価格は8万8000円前後になる。
RX100 IIIは、1.0型センサを搭載したRX100シリーズの最新モデル。すでに発売されている「RX100」「RX100M2」に続き3モデル目になる。
有効2010万画素の1.0型Exmor R CMOSを搭載し、最大2000万画素の静止画撮影と、AVCHD形式とXAVC S形式による1920×1080ピクセルの動画撮影をサポート。XAVC S形式は、民生用モデルの4K撮影形式などに採用されている高画質ビデオフォーマット。ハンディカムや「α7S」などに採用されており、Cyber-shotブランドに導入されるのは、RX100 IIIが初めてだ。
これにより最大50MbpsのハイビットレートによるフルHD動画を撮影できるほか、120pハイフレームレート撮影に対応する。なお、XAVC S形式での撮影時にはClass 10以上のSDXCカードを使用する必要がある。
加えて、フルHD動画とMP4動画の同時記録や、本体画面をクリアな状態でHDMI同時出力ができるなど、先進の動画機能に対応。フレーム解析技術を用いた手ブレ補正「インテリジェントアクティブモード」や解像感を保ったまま、約140mmまでズームができる「全画素超解像ズーム」機能も備える。
サイズは高さ58.1mm×幅101.6mm×奥行き41.0mmで、重量約287gとRX100、RX100M2とほぼ同等。カールツァイスのT*コーティングを施した「OLED Tru-Finder」は、明るい屋外でも快適な撮影ができるとしている。3.0型の液晶モニタは180度チルト機構で、自分撮りにも最適。ファインダ表示とモニタ表示を自動で切り替えるアイセンサも搭載している。
本体にはWi-Fiも備え、スマートフォンやタブレットなどとの連携も可能。RXシリーズとしてははじめて「PlayMemories Camera Apps」にも対応した。
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