ソニーは2月12日、デジタルカメラ「Cyber-shot」に、新画像処理エンジン「BIONZ X」を搭載した新モデル4機種コンパクトハイズーム機「DSC-WX350/WX220」と、ハイズームのフラッグシップ機「DSC-HX400V/HX60V」を発表した。
BIONZ Xは「DSC-RX10」や「α7」など、ソニーのハイエンドモデルや一眼レフカメラでも採用されている最新の画像処理エンジン。ソニーでは2014年春のCMOS搭載機のすべてに、BIONZ Xを採用する。従来エンジンに比べ、約3倍の高速処理能力を持ち、質感や高精細感を表現でき、動画についても画質向上に寄与する。
DSC-WX350/WX220は、最薄部17.5mmのスリムボディに高倍率ズームを備えたコンパクトモデルだ。撮像素子には有効約1820万画素の1/2.3型のExmor R CMOSセンサを採用。最大1800万画素の静止画とAVCHD形式による1920×1080/60pの動画撮影に対応する。
WX350は20倍、WX220は10倍の光学ズームを備え、いずれも光学ズームの2倍までズームができる「全画素超解像ズーム」に対応する。サイズはWX350が高さ54.9mm×幅96mm×奥行き25.7mmで、重量約137g、WX220が高さ52.4mm×幅92.3mm×奥行き21.6mmで、重量約106gになる。両機種ともに発売は3月7日。店頭想定価格はWX350が3万3000円前後、WX220が2万6000円前後。
DSC-HX400V/HX60Vは、有効2040万画素の1/2.3型Exmor R CMOSセンサを搭載したハイズームモデル。HX400Vは50倍、HX60Vは30倍の光学ズームを備え、全画素超解像ズームを使用すれば、最大100倍、60倍のズーム撮影ができる。
両機種ともに、カメラアプリ「PlayMemories Camera Apps」に対応し、アプリをインストールしてカメラに撮影機能を追加していくことが可能。「マルチインターフェースシュー」と「マルチ端子」を搭載し、フラッシュやマイクなど、アクセサリによる拡張性も確保する。
HX400Vのみアイセンサーを備え、ファインダと液晶モニタとの自動切り替えを実現。レンズには前方の大きなレンズ群を動かすことで手ブレを補正する「2群防振手ブレ補正」」により、補正エリアを「DSC-HX200V」 の約2.7倍に拡大。光学性能と防振性能の両立を図った。サイズは高さ93.2mm×幅129.6mm×奥行き103.2mmで、重量約633g。発売は4月4日。店頭想定価格は5万1000円前後になる。
HX60Vは、高さ63.6mm×幅108.1mm×奥行き38.3mmで重量約246g。発売は3月7日で、店頭想定価格は4万円前後になる。
4機種すべてにWi-Fi、NFCを搭載し、スマートフォンへの簡単シェアを実現。全画素超解像ズームは従来の静止画に加え、動画撮影時にも使用できる。
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