ソニーは5月16日、Aマウントカメラ「α」シリーズに新CMOSセンサと新画像処理エンジン「BIONZ X」を搭載した「α77 II」を発表した。広範囲で高密度なAFカバーエリアを実現し、被写体追従性能を高めたという。発売は6月6日。想定税別価格はボディのみの「ILCA-77M2」が13万5000円前後、16-50mmの標準ズームレンズを付属したズームレンズキット「ILCA-77M2Q」が19万円前後になる。
有効2430万画素のAPS-CサイズExmor CMOSセンサを搭載し、最大2400万画素の静止画撮影とAVCHD形式による1920×1080ピクセル60p、24pの動画撮影に対応。透過ミラーを採用し、高速レスポンスを実現する「トランスルーセントミラー・テクノロジー」により、動画撮影中でも常にフォーカスのあった撮影ができる。
本体には新開発の「79点位相差AFセンサー」を備え、AFのカバー率を大幅に向上。トランスルーセントミラー・テクノロジーと組み合わせることで、高い被写体追従性能を実現し、1秒間に最高約12コマの高速連続撮影やフォーカスポイントから被写体が一時的にはずれても被写体を面で捉えて再びピントをあわせる「拡張フレキシブルスポット」などを搭載する。
AF追従感度は、静止画で5段階、動画で3段階から設定でき、被写体に応じて最適なAFに調整できるほか、顔が斜めに向いていても瞳を検出することでピントをあわせる「瞳AF」を備える。
ボディサイズは高さ104.2mm×幅142.6mm×奥行き80.9mmで、重量約647g(本体のみ)。3軸チルトでローポジションや三脚撮影などに対応する3.0型の液晶モニタを搭載したほか、設定値の確認ができる「XGA OLED Tru-Finder」を採用する。Wi-Fiに対応するほか、HDMI端子も搭載し、HDMI経由で4K静止画出力にも対応可能だ。
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