BBソフトサービスは5月15日、2014年4月度の「インターネット詐欺リポート」を公開した。ネット詐欺の脅威の周知や注意喚起を目的として、同社が収集した危険性の高い詐欺サイトの分析結果と、インターネット利用者の意識調査の結果をまとめたものだ。
発表によると、同社のセキュリティサービス「Internet SagiWall」が検知したインターネット詐欺サイトの数は87万6105件で、前月と比べて23.9%増加。ネット詐欺の種類別割合では、「ワンクリック・不当請求詐欺サイト」が93.8%(前月比2.8ポイント増)、「フィッシング詐欺サイト」が3.2%(前月比3.6ポイント減)、「マルウエア感染サイト」が0.9%(前月比0.3ポイント増)となっている。「ぜい弱性悪用サイト」は全体では1.3%(前月比0.3ポイント増)だが、OS別にみるとWindowsにおける割合が10.46%と高い。
同社はまた、6月に開幕するFIFA ワールドカップ ブラジル大会の出場国ユニフォームが購入できるとうたい、情報を盗み取るサイトを検知したとレポート。犯罪者は世の中の注目が高まっているイベントに便乗した詐欺行為を行う目的で詐欺サイトを立ち上げる傾向が強く、注意が必要だと警告している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス