ウィルコム、ソフトバンクテレコム、トビラシステムズの3社は5月14日、振り込め詐欺の防止を目的に神奈川県と協定を締結した。取り組みの第1弾として、神奈川県内でウィルコムの「迷惑電話チェッカー<WX07A>」のモニター利用を実施する。
迷惑電話チェッカーは、自宅の固定電話回線に設置するだけで、振り込め詐欺やしつこい勧誘電話などの悪質な迷惑電話からの着信を、光と音声で自動警告する端末。迷惑電話番号情報は、迷惑電話チェッカーの全ユーザーで共有するため、初めてかかってきた電話番号でも迷惑電話かどうかを判別できる。
迷惑電話番号情報はトビラシステムズが管理しており、4月末時点で2万5000件以上が登録されているそうだ。また、かかってきた電話は任意で拒否登録や許可登録をすることが可能。今後もユーザー同士で迷惑電話番号の情報を共有することで、さらに番号情報が増え、利便性が向上するとしている。
ウィルコムではこれまでも、市区町村で数百台規模のモニター利用を実施していたが、今回のように県と協定を結んだのは初めて。またその数も5000台と大規模だ。なお、実施する地区や期間などはこれから協議していくという。
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