楽天は5月14日、被災地復興などを目的として福島県内で運行している車両型移動図書館「楽天いどうとしょかん」を岐阜県内でも運行を開始する。岐阜県との官民共同事業として、まずは図書館や書店に行きにくい山間部などを中心に巡回し、子どもたちが書籍に触れられる機会を提供する。
車両に搭載する書籍は、岐阜県図書館から提供されたもの。小学生までを対象とした児童書約1200冊で、絵本を中心とする。貸出用として、楽天が提供する電子ブックリーダ「kobo Touch」20台、閲覧用に7インチのタブレット「Kobo Arc 7」10台も搭載する。
楽天と岐阜県は、2009年にインターネットを活用した地域活性における包括連携協定を締結して以来、「楽天市場」での物産展や「楽天銀行」の口座を通じた“ふるさと納税”の受付などで連携している。
なお、2012年12月21日に開始した福島県内での活動では、2014年4月時点で、のべ6670人の子供たちと父兄に利用されており、学童保育からの訪問依頼も受けているという。
楽天は年内に順次、島根県、群馬県での活動も開始する計画だ。
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