「Beats Audio」ブランド創設者の1人で、Universal Music Group傘下のInterscope Recordsの会長を務めるJimmy Iovine氏が、Appleの最高経営責任者(CEO)Tim Cook氏の「特別顧問」にまもなく就任するかもしれないと報じられている。
New York Postは米国時間5月8日、Iovine氏とAppleの両者がどのような形で提携できるかについて検討しているところだと、この件に詳しい情報筋の話として報じた。Lady GagaやEminemの成功を手助けしてきたIovine氏が果たす役割は、クリエイティブな面でCook氏にアドバイスをすることだ、とこの記事は述べている。
また、AppleがBeats Electronicsを32億ドルで買収することを目指して両社は交渉中だとする報道もある。Beats Electronicsの共同設立者であるDr. Dre氏は、Facebookに投稿された動画で買収のうわさを認める発言をしたようだが、この動画は後に削除された。Iovine氏がAppleで新しい役割を果たすことが買収条件の一部に含まれているのか、まったく関係がないのかはわかっていない。
Iovine氏は音楽業界で長いキャリアを持ち、Bruce Springsteenなどトップクラスのアーティストたちと仕事をしてきた。また、同氏はBeatsブランドの成長に貢献し、Beats Electronicsを数十億ドル規模の企業に育て上げた。同社は一時HTCに買収されたものの、その後Iovine氏らによって買い戻された経緯がある。
New York Postの情報筋によれば、Iovine氏のUniversal Music Groupとの契約は2014年で終了するため、2015年初めからAppleに参加する可能性がある。ただし、同氏がクリエイティブな役割を非常勤と常勤のどちらの立場で果たすのかは不明だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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