AOLが米国時間5月7日に発表した2014年度第1四半期決算(3月31日締め)は、リストラ費用と償却費が負担となり減益となった。売上高は予想を上回ったものの、特別項目と税効果を考慮しない場合のみ、わずかな増益をかろうじて実現した。
同社は利益を930万ドル(1株あたり11セント)と報告した。これは前年同期の2590万ドル(1株あたり32セント)からの減少となる。リストラ費用や償却費など、一時的に生じたマイナス項目を除くと、AOLが計上した1株あたりの利益は34セントとなり、アナリストによる平均予想の45セントを大きく下回った。第1四半期の売上高は前年同期比8.4%増の5億8330万ドル。アナリストは売上高を5億7800万ドルと予想していた。
最高経営責任者(CEO)のTim Armstrong氏は、AOLをウェブ広告のリーダーと位置づけることを推し進めてきた。
かつてGoogleで広告の責任者を務めていたArmstrong氏は、AOLの「グローバルメディアと技術プラットフォームへの投資によって、AOLはグローバルな規模で競争することができるようになっている」と述べた。
この戦略はAOLの売上高に貢献したが、同社はこれまでのところ、その成長が継続的かつ大きな増益をも生み出せるということを示すには至っていない。
AOLの第1四半期における広告売上高は、前年同期比で16%増加した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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