友人を自分の“右腕”に--ブレーンに頼れる新コミュニティサービス「BRAIN」

井指啓吾 (編集部)2014年04月24日 11時00分

 元エニグモのメンバーが創業したgram30(グラムサーティー)は4月24日、ファッションやグルメなど、さまざまなジャンルの情報を指名ユーザーからもらえるコミュニティサイト「BRAIN(ブレーン)」を公開したと発表した。自分の選んだユーザーが、自分のためだけに継続して情報を発信してくれるという。まずはスマートフォンのウェブブラウザでのみ提供。1年で利用者数50万人を目指す。


「BRAIN」サービスイメージ(右)

 BRAINでは、自分の欲しい情報ごとに“ルーム”と呼ばれるコミュニティを作れる。自分の選んだユーザーを“ブレーン”と呼び、ルーム1つにつき最大10人のブレーンを指名できる。ルーム全体での会話のほか、ブレーンとの個別チャット(トーク)も可能だ。

 使い方は、(1)自分と味覚の近い友人をブレーンにし、おいしい店を見つけるたび教えてもらう、(2)好きな音楽が似ている友人をブレーンにし、自分の好きそうな曲やイベント情報を教えてもらうなど。また、人気スタイリストに自分の好きなブランドを伝えておき、おすすめのアイテムを教えてもらうなど有名人をブレーンにすることもできるという。

 ブレーンからの情報が役立った場合に、仮想通貨「tip(チップ)」を使って任意の金額を謝礼として支払える仕組みもある。その際、事前にクレジットカード情報を登録し、tip(1tip=1円)をチャージしておく必要がある。決済時には、金額の8.64%をgram30が手数料として差し引く。同社では「現金化が可能なため、ブレーンの直接的なモチベーションにつながる」としている。

 PC版、iOS/Androidアプリ版は2014年中旬までに提供予定。今後、海外展開も視野に入れ、利用者の拡大を図っていくという。

  • ルーム一覧画面

  • チップの支払い画面

  • ブレーンとのトーク(個別チャット)画面

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