エニグモは4月7日、本やコンテンツをクラウドソーシングで翻訳し、電子書籍として販売するプラットフォーム型サービス「BUYMA Books(バイマブックス)」を正式にオープンし、電子書籍の販売を開始したことを発表した。2013年12月4日からのプレオープン期間で、すでに数百名が翻訳会員として登録しており、実際に翻訳しているという。
BUYMA Booksでは、著者や出版社が翻訳したい著作物を登録することで、BUYMA Booksの翻訳会員がその内容を母国語に翻訳する。翻訳された著作物は電子書籍化され、同サービスのウェブサイトにおいて販売、配信される。購入した電子書籍は、BUYMA Booksのビューアーアプリにダウンロードして閲覧できる。
電子書籍は世界中の言語に対応させる予定だが、まずは日本語の書籍や著作物を翻訳し、英語圏、中国語圏を主要エリアとして販売する。地域別にマーケティングノウハウを蓄積しながら、販売エリアを拡大させ、英語をはじめとした他言語対応の電子書籍の取扱数を拡充していく考えだ。
ビューアーアプリのiPhone版はApp Storeから無料でダウンロードできる。iPad版は近日リリース予定。なお、著者と出版社、翻訳者の登録はウェブサイトで受け付けている。
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