Facebookは米国時間4月18日、同社の「Paper」アプリの最新版をリリースし、誕生日やイベントのリマインダのほか、フォトコメントといった馴染みのある機能を新たに追加した。これは、こうしたソーシャルネットワーキングの中心的な機能がスタンドアロンの同アプリでも不可欠だと考えているユーザー向けの追加となっている。
Paperは、Facebookが2カ月前にリリースした「iPhone」対応のニュース閲覧用アプリだ。製品マネージャーのMichael Reckhow氏の言葉を借りるなら、むしろ「皆さんの1日を準備する」ためのアプリだ。Paperは、Facebookの新たなスタンドアロンアプリ戦略の原型として意図されている。すなわちそれは、「News Feed」、メッセージング、写真、グループといった1つの目的ごとに1つのアプリを提供することであり、同ソーシャルネットワーク上のコンテンツストリームに対して、ユーザーにまったく別の視点を与えるものだ。Reckhow氏によると、Paperを使用しているユーザーは、1日平均80件の記事を閲覧しているという。
最新版の「Version 1.1」では、誕生日やイベントのリマインダが導入されたため、アップデート情報が画面上部の通知メニューに挟まれるようにして表示されるようになり、内容を1回のタップで見ることができる。Reckhow氏は米CNETに対し、ここで重要な点は、初期のユーザーが望む機能をもっと提供することであり、こうしたユーザーはこれらの有用な情報の断片を非常に求めていたと述べた。
「これまでに多くのユーザーから、Paperを使用しているときに、[誕生日やイベント]情報を手元で確認できるようにしたいという声が上がっていた」(Reckhow氏)
また、ユーザーから必須機能として真っ先に挙げられていたのがフォトコメント機能だ。そこで今回、Paperにカメラボタンが表示され、コメント欄に写真を投稿できるようになった。Reckhow氏は、「フォトコメントは、われわれがしばらく前にFacebookに追加した機能だが、今やユーザーにとって、なくてはならないものであることが分かった」と述べた。
より一般的な変更点としては、ユーザーがグループのリストをナビゲートする際に、Paperはグループごとに未読記事の本数を表示するようになった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス