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「動画」特化型クラウドサービス目指す--「RealPlayer」にクラウド搭載

井指啓吾 (編集部)2014年04月16日 20時37分
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 リアルネットワークスは4月16日、複数の異なるデバイス間で簡単に動画を共有できるサービス「RealPlayer Cloud」の日本語版を発表した。無料プランと3つの有料プランを用意し、PCソフトやスマートフォンアプリ、ウェブブラウザなどで同日より提供する。新デバイスとの連携速度を強みとし、日本市場でのシェア拡大を狙う。

  • リアルネットワークス代表取締役の張浩氏

 RealPlayer Cloudは、動画をクラウドに保存し、テレビやPC、スマートフォンなど複数の異なるデバイスで再生できるもの。リアルネットワークス代表取締役の張浩(チャンホ)氏は「これまでのRealPlayerに動画専用クラウドを付けたソフトウェア&サービス」と説明する。

 アップロードした動画をデバイスごとに最適なファイル形式に変換できるほか、同じWi-Fiに接続しているデバイス間では、無線によって同期と再生ができる。また、メールやSNSで送信先を指定し、動画のURLを共有できる。その際、動画は送信先のデバイスに適したファイル形式に変換される。また、相手は動画を見るためにRealPlayer Cloudに登録する必要はない。なお日本語版では、動画の独自の共有方法として、TwitterとFacebookに加えて「LINE」も選択できる。

  • 「RealPlayer Cloud」の共有イメージ

  • 異なる複数デバイスで利用できる

  • さまざまなOS、デバイスに対応

 RealPlayer Cloudで特に注力しているのは「テレビ連携型デバイスへの対応」と張氏。サービス開始までに、「Apple TV」のほか、日本未発売の「Amazon Fire TV」「Chromecast」にも対応させた。

 利用シーンとしては、自宅で見ていた動画の続きを通勤中の電車で見る、旅行先で撮影した動画を田舎の両親に送る、家族共有のPCに保存しているレシピ動画をiPadで見る、などを想定している。

  • 想定利用シーン(屋外)

  • 想定利用シーン(屋内)

RealPlayer Cloudは日本市場でどう戦うか

 サービスプランは、最大1.5Mbpsで2Gバイトまで使える無料プラン、最大2.5Mbpsで25Gバイトまで使えるSilverプラン(月額499円)、最大3.5Mbpsで100Gバイトまで使えるゴールドプラン(月額999円)、最大4.5Mbpsで300Gバイトまで使えるプロプラン(月額2999円)の4つで、有料3プランにはメディアプレーヤーのプレミアム版「RealPlayer Plus」が付属する。

 RealPlayer Cloudは日本市場でどう戦うか。張氏は成功要因として、(1)スマートフォンやタブレットの市場が成長していること、(2)日本のインターネットのネットワークが安定していること、(3)日本のRealPlayer利用率が世界で最も高いこと、(4)マルチデバイスやクロスデバイスに速く対応できることを挙げる。

  • クラウドとデバイスの連携が最優先

 類似サービスには「Dropbox」や「Google ドライブ」などがあるが、張氏は「RealPlayer Cloudではクラウドとデバイスの連携を最優先しており、そのスピードの速さが他のサービスとの差別化のポイントになる」と話す。また、同社が世界各国で行ったフィールドテストで日本が最も安定していたことを話し、日本のネットワークの安定性について、「特にアップロードとダウンロードの速度がほぼ同じだったことは、RealPlayer Cloudの利用には最高の環境だ」と意気込んだ。

 なお、動画以外のファイルの保存に関しては、「写真は検討する。ただ、我々は動画のエキスパートであると自負している。今後、動画を扱うために特化したユーザーインターフェースをつくっていきたい」としている。

 同社がRealPlayer Cloudをリリースしたのは、2013年9月の米国版が初めて。その後、2014年2月にイギリス、オーストラリア、シンガポールなど米国以外の英語圏、その後さらにフランス、スペイン、ドイツでも発売した。5月には韓国語にも対応させる予定という。

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