ソニーは4月15日、液晶テレビ「BRAVIA」に4Kモデル「X9500B/X9200B/X8500B」を発表した。49V型から85V型までの8モデルをラインアップする。発売は5月下旬から7月下旬にかけて順次。
いずれも4K用の画像処理エンジン「4K X-Reality PRO」と広色域パネル「TRILUMINOS DISPLAY(トリルミナスディスプレイ)」を備え、高精細で鮮やかな4K画質を再現。X9500Bには「X-Tended Dynamic Range PRO(エクステンディッド ダイナミック レンジ プロ)」、X9200Bには「X-Tended Dynamic Range(エクステンディッドダイナミックレンジ)」を新たに搭載することで、バックライトを部分制御し、明るさを集中させることで輝きと鮮やかな映像表現を可能にしたとしている。
X9500Bは、ソニーの4Kテレビでは初となる直下型のLEDバックライトを採用した最上位モデル。65、85V型の2サイズをラインアップする。直下型LEDを部分駆動するX-Tended Dynamic Range PROは、画面の明暗に応じてバックライトを自動でオン、オフすることで、明るい部分に電力を3倍まで集中させ、高輝度な映像を再現するというもの。スポットライトがあたったステージなどの映像も背景の黒は沈み、ライトがあたっている部分のみ輝度を高めることで、精細感ある鮮やかな映像を実現する。
本体には人の声が聞き取りやすいロングダクトスピーカを採用。アクティブ方式による3D再生に対応するほか、上部中央にスカイプカメラを搭載する。
X9200Bは、サイドが上から下にかけて広がるくさび形のような「Wedge design(ウェッジデザイン)」を採用したモデルだ。下部のスペースに、大容量スピーカを前向きに設置できるようになり、高音質再現が可能になったとしている。
トゥイータ、磁性流体ウーファ、サブウーファの3ウェイで、2013年モデルに搭載されていたパッシブラジエータを排除。すべてのスピーカを前向きに設置することで、パッシブラジエータがなくても低音の質を向上させている。
X8500Bは、49、55、65、70V型の4サイズをラインアップ。4Kテレビの中では小型になる49V型をそろえ、スペースの限られたユーザーにも設置できることをアピールする。全機種ともに狭額縁ベゼルとサイドスタンドの採用により「X8500A」に比べ、65V型で2cm、55V型で1cmの横幅のサイズダウンを実現。70V型にはロングダクトスピーカ、65、55、49V型にはバスレフ型スピーカを内蔵する。
全機種ともに、2Kモデル「BRAVIA W800B」などに採用されている高速起動と「番組チェック」機能を備え、ストレスのないコンテンツ起動を実現。番組チェックは地上、BS、CSデジタル放送のほか、USB HDD、BDレコーダー、「nasne」内の録画済み番組、PlayMemories Online、YouTubeなどのコンテンツも、テレビの画面内ですぐに検索が可能だ。
通常のリモコンに加え、タッチパッドリモコンが標準装備されるため、タッチパッド部を指でなぞるだけの直感操作ができる。通常リモコンには新機能として「サッカーモード」ボタンを装備。ボタンを押すだけで観客の声援を強調し、スタジアムにいるような臨場感を味わえるとしている。
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