BBソフトサービスは4月10日、2014年3月度の「インターネット詐欺リポート」を公開した。このリポートはネット詐欺の脅威とネット詐欺に対する注意喚起を目的として、同社が収集した危険性の高い詐欺サイトの分析結果と、インターネット利用者の意識調査の結果をまとめたもの。
発表によると、同社のセキュリティサービス「Internet SagiWall」が検知したインターネット詐欺サイトの数は70万7,309件で、前月と比べて1.2%減少。ネット詐欺の種類別では、「ワンクリック・不当請求詐欺サイト」が91.0%(前月比7.8ポイント減)、「フィッシング詐欺サイト」が6.8%(前月比6.0ポイント増)、「マルウエア感染サイト」が0.6%(前月比0.6ポイント増)などとなっている。
また、レポートではAndroid端末を標的にした偽セキュリティーアプリ詐欺を検知したと報告。これは、閲覧中のサイト上に「ウイルスに感染しました」「スキャンしてください」などの警告メッセージを表示し、ユーザーをだまして不正アプリをインストールさせるというもので、警告画面がOSやセキュリティーアプリが表示しているように見えるため、うかつにタップしてしまう可能性が高いという。画面が小さいスマートフォンではOSが表示している警告なのか、単にウェブページを表示しているだけなのか判別が困難で、注意が必要だとしている。
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