クラウドストレージを提供するDropboxは、新たな取締役としてIT分野の第一人者を迎え入れるのではなく、新たな地平を開拓した。同社は米国時間4月9日、Condoleezza Rice氏を取締役として新たに迎え入れると発表した。
そう、あのRice氏だ。George W. Bush大統領の下で国務長官を務めた人物その人だ。
Rice氏はIT企業の取締役として最もしっくりくる人物とは思えないものの、シリコンバレーにあるスタンフォード大学で長年教壇に立っていた経験があり、世界のさまざまなリーダーたちや外国企業とビジネスを行った経験も豊富にある。
Dropboxが取締役員に求めていたのは、同氏のこうした国際的なノウハウのようだ。競争が厳しくなるばかりのクラウドストレージ市場において、Dropboxはその国際的なプレゼンスの向上に取り組んできている。このため、Rice氏のような人材に目を向けるのは理にかなっていると言える。
Dropboxの最高経営責任者(CEO)Drew Houston氏はブログへの投稿で「われわれは取締役会を拡充するうえで、われわれの国際的なプレゼンスの向上に貢献してもらえるリーダーを見つけ出した。Rice博士はスタンフォード大学の教務局長として、そしてHewlett-Packard(HP)やCharles Schwabのような企業の取締役員として、また元国務長官として輝かしいキャリアを残している。われわれは、Rice博士のように優秀で、実績もある人材を迎え入れられることを光栄に思う」と述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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