ソフトバンクモバイルは、1月24日に発表していた音声とパケットをセットにした新定額サービスの詳細と内容を改定することを発表した。料金プランの正式名称を「スマ放題」として4月21日から提供する。
スマ放題では、無料通話の回数と国内パケット通信の定額上限通信量に応じて「Sパック」(月額5980円)、「Mパック」(月額6980円)、「Lパック」(月額9980円)の3種類を用意。Mパック、Lパックは7月31日までの申込者に対して1000円を割り引くという。基本料金は月額1960円で、2年契約で980円になる。価格はすべて税別。
今回発表された改定では、Sパックの1回あたりの無料通話可能時間が3分から5分に、同じくMパックとLパックが5分から10分に延長され、それぞれの超過料金が30秒あたり30円から20円に引き下げられた。また、午前1時から午後9時の時間帯限定でソフトバンク同士の国内通話が無料になる施策が追加された。
新定額サービスについてユーザーからは「実質的な値上げでは?」「超過分が掛かるので定額とは言えない」といった批判の声が上がっていた。これに対し、ソフトバンク代表取締役社長の孫正義氏は2月の決算発表会で「1回5分以上喋るケースは非常に少ない。5分を超えそうなら1回切ってまたかけてもいい」と批判をかわしていたが、音声定額の時間拡大と超過料金の値下げは、こうした批判に対応したものと思われる。
なお、国内パケット通信に関しては当初のプランからの変更はなく、Sパックなら2Gバイト、Mパックなら7Gバイト、Lパックなら15Gバイトが上限となり、超過するとSパックが100Mバイトごとに250円、Mパックが100Mバイトごとに125円、Lパックが100Mバイトごとに100円かかる。超過しても通信料が不要で、128kbpsの低速通信が利用できるオプションサービスも月額300円で提供する。
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