ブロマイドから住民票まで--シャープ、コンビニのプリントサービスを強化

坂本純子 (編集部)2014年03月24日 19時42分
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 シャープは3月24日、コンビニエンスストア店舗内に設置されているマルチコピー機を使用し、楽譜や各種ブロマイド、新聞などの多彩なコンテンツを有料でプリントできる「コンテンツプリントサービス」を拡充すると発表した。

コンテンツプリントサービスを強化
コンテンツプリントサービスを強化

 シャープでは、ローソンとファミリーマート、コンテンツプロバイダ各社と協業し、2013年7月からマルチコピー機を使って、誕生日の新聞や履歴書、楽譜などをプリントできるコンテンツサービスを提供している。今回提供するメニューを大幅に拡充し、ペーパークラフトや証明写真、日本全国の住宅地図、個人名刺をプリントできるサービスなどを開始する。

プロマイドや地図、フォトカード作成コンテンツも
プロマイドや地図、フォトカード作成コンテンツも

 アイ・イーグループが提供する「いつでもプリント」は、阪神タイガースの選手や芸能人、競馬G1のプロマイドがプリントできる。L版で150円~200円となっており、価格はコンテンツによって異なる。このほかにもパズル(数独)はA3モノクロで3枚組100円、ペーパークラフトは200円~となっている。また、4月8日にリリース予定の「ゼンリン地図プリントサービス」は縮尺1500分の1相当の住宅地図がプリントでき、A3カラーで300円。フォトカード作成サービス「BizCard」はL版で60円~となっている。

3つのサービスを柱に、コンビニプリントビジネスを拡大
3つのサービスを柱に、コンビニプリントビジネスを拡大

 シャープは、ローソンやファミリーマート、サークルKサンクスを中心にマルチコピー機のシェアを持ち、導入店舗は約3万1000店に上る。社会インフラとしてのコンビニを通じて(1)コンテンツプリントサービス、(2)ネットワークプリントサービス、(3)行政サービス──の3つに力をいれている。

マルチコピー機の歴史
マルチコピー機の歴史

 1986年、モノクロのセルフコピーサービスとしてスタートしたコピー機は、カラー機能や保険証などのコピー利用時に個人情報データを削除するセキュリティ機能を備えるなど順調に進化。2007年~2012年にかけては、デジタルカメラの普及を受けて写真やPDFなど、電子データのプリント機能やスキャン機能も付加された。

端末のメニュー一覧
端末のメニュー一覧

 2013年には、行政サービスとコンテンツプリントサービスがスタートした。行政サービスは、住民基本台帳カードを利用して住民票の写しや印鑑登録証明書などを夜間でもコンビニでプリントできるもので、現在のところ81市区町村のみだが、2016年から予定されている社会保障・税番号制度(マイナンバー制度)により、さらなる利用者の拡大が見込めると期待する。

 外出先からでもスマートフォンやPCを通じてコンビニでプリントできる「ネットワークプリントサービス」は、法人利用の拡大を見込み、任意の番号を打ち込むと申請書などのPDFファイルをプリントできる「掲示板サービス」も開始予定としている。

 シャープは、近年のスマートフォンやタブレットユーザーの増加を受け、これらの付加サービスの需要は高まっており、今後コピー機能以上のニーズが生まれるのではないかと予測している。

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