ウェブサイトや印刷物、プレゼン資料を作成するにあたり、ダミーのテキストや画像が必要になる場合がある。とりあえずの仮置きとして入れておき、全体のイメージを把握するために、これらダミー画像やテキストは重要な役割を果たす。
今回は、こうした際に重宝するダミーテキストおよびダミー画像のジェネレータサービス6つに、データベースのテストなどに使えるダミー個人情報の生成サービス2つを加えた計8つのサービスを紹介する。海外を含めると山のように存在するこれらサービスだが、日本語がきちんと扱えるサービスはそれほど多くないだけに、ブックマークに入れておくなどして役立ててほしい。
「すぐ使えるダミーテキスト」は、ウェブサイトのデザインカンプ(見本)作成時に必要な日本語のダミー文章を出力できるサービス。テキストは青空文庫がベースで、形態素解析で意味が通らない内容に置換されるので、うっかり本番で使ってしまうミスも防げる。
「ダミーテキストジェネレータ」は、文字数を指定してクリックするだけで、さまざまなダミー文章が手軽に出力できるサービス。青空文庫ベースのテキストのほか、基本フレーズ、ラテン語ベースのテキストなども選択できる。
「DummyImage.com」は、ウェブサイトの制作でダミー画像が必要な時、画像サイズなどの条件を入力するだけで必要な画像を出力できるサービス。レクタングルやスカイスクレーパーなどの広告バナーは名称を入れるだけで既定サイズのダミー画像を出力できる。
「Placehold.jp」は、ウェブサイトの制作でダミー画像が必要な時、画像サイズなどの条件を入力するだけで必要な画像を出力できるサービス。主要サイズはプルダウンで選べるほか、代替テキストに日本語が使えるのが大きな強み。
「lorempixel」は、フリー素材を用い、ウェブサイト制作などに必要なダミー画像を生成してくれるサービスだ。スポーツやファッション、人々や自然といったさまざまなジャンルを指定することで、条件に合致したダミー画像を生成できる。
「placekitten」は、指定されたサイズのダミー画像をオンラインで生成してくれるサービス。ダミー画像として使われる写真はすべて子猫(kitten)が用いられており、サイズの指定はもちろん、モノクロへの変換も指定できる。
「なんちゃって個人情報」は、会員制サイトのテストなどで実在しない個人情報データが大量に必要になった場合に、かんたんな操作で最大5000件までのダミー個人情報を作成してダウンロードできるサービス。人口比率に応じた都道府県名を出力するオプションも備える。
「疑似個人情報データ生成サービス」は、郵便番号や住所を含む最大5000件のダミー個人情報を出力できるサービス。都道府県名以下の町名や番地、マンション名まで出力できるほか、姓名と住所のふりがな表示、男女比の指定も可能。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」