Googleは米国時間3月20日、「The Top 10 Google Glass Myths」(「Google Glass」に関する迷信トップ10)というタイトルの長文記事を「Google+」に掲載した。
この記事が言わんとしているのは、誰もがGoogle Glassについて完全に誤解しているということだ。
例1:Google Glassは四六時中動作させておくものだと思っていないだろうか。もちろん、そんなことはない。携帯電話と同じように、普段は機能をオフにしておき、必要があるときにだけその機能を使う。「(Google Glassは)必要なときにだけ必要なものを手に入れたら、目の前の大切な人や物に戻ることを前提に作られている」とGoogleは説明している。
例2:「Google Glass Explorer」プログラム参加者はテクノロジーを崇拝しているマニアではない。どうやら、彼らは消防士や記者といった普通の人で、人前に出たときにテクノロジー好きのマニアのように振る舞うが好きなだけらしい。
これをGoogle的に表現すれば、「彼ら(Google Glass利用者)に共通する点の1つは、人々がテクノロジーを利用することによって、周りにある世界から気をそらすのではなく、より関わりを持てるようになる可能性を見出していることだ」ということになる。
そのほかにも、Googleは誤解を解きたいと考えていることを挙げている。「Google Glassは完成品だ」「Google Glassには顔認識機能がある」「Google Glassは完璧な監視装置だ」といった誤解だ。
世間の誤解を解くことを狙ったこの記事の最後は、誰もが本当に知りたいことで締めくくられている。それは、Google Glassがプライバシーの終わりを告げるものなのだろうかという疑問だ。
それはとんでもない勘違いだとGoogleは述べている。カメラの数がますます増えているのは時代の流れに過ぎず、世界はそのように変化しているという。
「10年後には、Google Glassがあろうとなかろうと、カメラの数はさらに増えるだろう。150年以上の歴史を持つカメラと8年の歴史を持つ『YouTube』は、大好きなネコの動画から、考え方を劇的に変化させるような環境破壊のシーン、政府による弾圧の様子、それに人々の毎日の生活で起こっている奇跡まで、人々がどのような写真や動画を撮っているのかをよく示している」とGoogleは記事の中で述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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