How To:「メシマズ」写真とはもう言わせない--スマホで食べ物を上手に撮影するには - (page 2)

Sharon Vaknin (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2014年03月25日 07時45分

さまざまなアングルでたくさん撮り、トリミングする

 写真家が必ず言うのは、被写体を何枚も何枚も撮影するように、ということだ。最初の1枚が使われることはほとんどないので、予備としてたくさん撮るようにしよう。料理を撮影するときはいくつか違ったアングルから撮る。角度を変えながら、横方向から撮るのもいい。


料理が載った皿を中央以外の場所に配置してみる。ワッフルの穴の中のおいしそうな卵に目が引きつけられるはずだ。
提供:Sharon Vaknin/CNET

 ベストショットは、目の高さのすぐ下くらいから、料理を見下ろすように撮った写真だ。そうすると、写真を見た人は皿が自分の目の前にあるように感じる。

 あるいはクリエイティブに撮ってみよう。筆者の好きなアングルは真上からだ。料理が置かれたテーブルという状況の中で、その料理をまるごと表現することができる。

 距離に関して言えば、料理というのは身近なものだが、接近しすぎた写真は魅力を失ってしまうことを覚えておこう。皿の大部分が写るようにしておけば、後からいつでもトリミングできる。

編集する(ただしInstagramは使わない)

 まず1つ除外しておくべきものがある。Instagramのフィルタは料理向きではない。少なくとも、たいていの場合はそうだ。Instagramの高コントラストのフィルタを使うと、質感がはっきりしなくなったり、料理の本当の色が変わってしまったり、光の感じがきつくなったりする傾向がある。

 そうではなく、料理の写真を撮影したら、Instagramにインポートする前に編集しよう。

 モバイル対応の写真編集アプリはこれまでにも紹介したことがあるが、料理の写真用として優れているのは「Adobe Photoshop Express」と「VSCO Cam」で、筆者が気に入っているのは後者だ。

 Photoshopにも基本的な編集ツール(明るさ、露出、色温度など)はあるが、VSCO Camにはそれらすべてに加えて、料理に適した独自のフィルタが用意されている。


この写真は自然光の中で撮影し、「VSCO Cam」で編集したものだ。柔らかな光がクッキーに自然な色と質感を与えている。
提供:Sharon Vaknin/CNET

 料理の写真を編集するときは、まず色温度とホワイトバランスの調整に注意する。人工光源で撮影した写真は、色温度が高すぎたり低すぎたりすることが多く、最終的に料理の魅力が失われてしまう。

 次に、露出を調節する。自然光でうまい具合に撮影できたという場合でない限り、写真が暗すぎる可能性が高い。そこで露出補正ツールを使って、露出を少しずつ高めていこう。作業中は、露出オーバーになりそうな要素に気をつけ、粗さが出てきたらすぐに補正をやめてほしい。

 こうした重要な要素を調整してから、いくつかフィルタを試そう。VSCOの「F2」と「G3」というフィルタは、白い部分を明るくし、質感を高めるコントラストをほんの少しだけ追加するので、筆者は料理用として頼りにすることが多い。ただし、フィルタ選びにルールはないので、いろいろな選択肢を試しに使ってみよう。

 覚えておいてほしいのは、写真を公開する段階で、料理はやはり料理に見えていなければならないので、編集は最小限にとどめることだ。それに、料理が冷めてしまっては困るだろう。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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