WhatsAppの最高経営責任者(CEO)のJan Koum氏は米国時間3月17日、間もなくFacebook傘下に置かれる同氏のメッセージアプリについて、Facebookの支配に屈することはないとブログ投稿で改めて表明した。Koum氏はこのメモを公開したことで、WhatsAppにおけるユーザーのプライバシーに対する取り組みが手薄になるのでは、という懸念の軽減に努めた。
Koum氏は「ユーザーのプライバシーを尊重する姿勢はわれわれのDNAに組み込まれており、WhatsAppはユーザーに関する情報を可能な限り把握しないという目標に沿って構築されたものだ。つまり、ユーザーはわれわれに氏名を伝える必要はないし、われわれからユーザーの電子メールアドレスを尋ねることもない」と述べた。同氏は、買収手続きの完了時にFacebookの取締役会に加わる予定だ。「われわれにはユーザーの生年月日、自宅住所、勤務先も分からない。ユーザーがクリックした「Like」(いいね!)やインターネット上で何を検索したかを知ることもなければ、GPSの位置情報を収集することもない。WhatsAppがこれまでにそうしたデータを収集したり、保管したりしたことは一切ないし、本当のところ、われわれがWhatsAppを変更する計画はない」(Koum氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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