Googleは米国時間3月17日、サンフランシスコのモスコーンセンターで年次イベントGame Developers Conference(GDC)が開幕するのに合わせて、「Google Play Games」に複数の改良を施したと発表した。同社によると、これらの新機能は今後数週間をかけて提供開始となる予定だという。
新機能の1つ「game gifts」は、他のソーシャルゲームのように、「Google+ Circle」やプレイヤー検索を通じて、誰にでもゲーム内の仮想アイテムを送信できるようにするものだ。また、Google Play Gamesアプリがマルチプレイ招待に対応するほか、「Google Play Store」では新たに18のゲームカテゴリを追加して、ゲームの検索をしやすくする。
さらに、「Play Games Unity」プラグインのアップデートによって、マルチプレイ機能が「Android」だけでなく「iOS」にも対応する。また開発者向けに、ゲームの実績とリーダーボードをサポートする「Play Games C++ SDK」の初期版が提供されるほか、「Google Play Developer Console」のPlay Games統計セクションが強化される。新しくなったこの統計では、アクティブデイリーユーザー数、リテンション分析、実績とリーダーボードの記録などのデータを表示するという。
そのほか、Googleは「AdMob」インターフェースに「Google Analytics」ツールを組み込み、ユーザーが実際にどのように自分たちのゲームをプレイしているか、開発者がよりよく理解できるようにするという。また開発者は、アプリ内課金アイテムのターゲット広告を表示できるようになる。Appleと同様に、ゲーム内課金アイテムのターゲット広告手法には今後修正が入る可能性もあるが、このことは課金をめぐって訴訟が起こされている状況にあっても、売り込みに精を出すゲーム開発者への影響はほとんどないことを示している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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