Valveは1月の「Steam Dev Days」年次カンファレンスで同社の「Steam Controller」のラフデザインを披露した後、この製品からタッチスクリーンを取り除き、その代わりに同社のロゴが入ったホームボタンを、スタートボタンおよびセレクトボタンと並べて配置するとはっきり決めたようだ。そして今回明らかにされた最新のプロトタイプデザインで新しくなっている点は、突き出た方向キーと、「Xbox」のコントローラによく似たレイアウトのA、B、X、Yボタンだ。
同社は、サンフランシスコで米国時間3月17日から開催されるGame Developers Conference(GDC)に先立つ14日、自社ブログでこれらの変更を披露した。同社はGDCで、改良を加えた10種類の手作りによるプロトタイプを展示し、試しにプレイしてもらえるようにする予定だ。
オリジナルのSteam Controllerのコンセプトモデルには、四角いタッチスクリーンが搭載され、その周囲にボタンが配置されていたが、2013年に披露されたプロトタイプではちゃんとした液晶ディスプレイを搭載するのではなく、4つのタッチパッドによるインターフェースを採用していた。しかしValveは、ユーザーからのフィードバックに耳を傾け、同デバイスをシンプルなものにして、最近のゲームコンソールのコントローラと整合性のあるデザインにするという厳しい決断を下したようだ。
今回発表されたSteam Controllerはこれまでのプロトタイプに比べればはるかに洗練されているものの、他のゲームコンソールのコントローラとの大きな差はなくなっている。それでも、アナログスティックではなくトラックパッドに似たインターフェースを維持するというところが最も革新的な部分であることに変わりはない。
とはいえ、Valveはデザインを最終的に決定したというわけでもなさそうであり、さらなる手直しに向けたアイデア収集の場としてGDCを活用するはずだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
すべての業務を革新する
NPUを搭載したレノボAIパソコンの実力