ラスベガス発--オンラインの「Steam」ゲームストアおよびアプリによってPCゲームの配信を大きく変えたのに続き、Valveは同社の新プラットフォーム「Steam Machine」でゲーミングハードウェア市場に参入しようとしている。Steam Machineは2013年に初めて発表され、SteamベースのPCゲームに対応するコンソールのようなハードウェアを兼ねており、Valveが設計した独自コントローラと連携する。
2014 International CESの報道陣向けカンファレンスで、ValveはSteam Machineを実際に製造し販売することになるPCメーカーと提携したと発表し、Dell、Maingear、Falcon Northwest、ORIGIN PCなどの企業による初期のハードウェア試作品を披露した。Valveは以前、独自のSteam Machineマシンをわずかに製造し、開発者やベータテスターに提供していたが、独自のSteam Machineを販売向けに製造するかどうかは依然として未定だという。ただしSteam Machine用コントローラは、時期は未定だがいずれ単体で発売される予定だ。
Valveの最高経営責任者(CEO)であるGabe Newell氏は、これまで約250タイトルのゲームが「Steam OS」に対応しており、Steam Machineのハードウェア上でネイティブに稼働するようになると語っている。自宅のネットワークに接続された「Windows」搭載ゲーム用PCからゲームプレイをストリーミングする場合は、それ以外のゲーム(人気のPC向けゲームも多数含まれる可能性がある)もプレイできるようになる。複雑な次善策(NVIDIAの「SHIELD」でPCゲームをプレイする場合と同様)になるが、少なくとも、PCゲームを今のゲーム用機器から大画面テレビに、物理的に接続する必要なく映すことは可能になる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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