一部報道によると、Microsoftはインドで「Windows Phone」の普及を促進するため、同国の携帯電話メーカー2社に同OSを無償で提供する予定だという。
Microsoftはより安価なWindows Phoneデバイスの開発について、インドの携帯電話メーカーと協議している。The Times of Indiaが現地時間3月13日、「この交渉について知る立場にある複数の業界情報筋」の話として報じた。同情報筋によると、この2社のデバイスメーカーはMicrosoftに同意したとされているが、それは同社がWindows Phoneの通常のライセンス料を徴収しないと約束してからのことだったという。
それらのデバイスメーカーの1社はThe Times of Indiaに対し、「われわれは現在計画中の当社のWindows Phone携帯端末に関して、Microsoftにライセンス料を支払うことはない」と語った。さらに、「MicrosoftがWindows Phoneについて、新しいモデルを模索していることは明白だ。同OSをライセンスする旧モデルはNokiaのサポートをもってしても上手く機能していないということに、Microsoftは気付いたに違いない」としている。
この報道が正しいと仮定すると、Microsoftは前例を破ることになる。同社は通常、Windows Phone携帯端末1台ごとにライセンス料を徴収することで収益を得ている。Microsoftは、主要パートナーであるNokiaがWindows Phoneデバイスを製造する際でさえ、ライセンシング料を徴収している。
Microsoftの広報担当は米CNETに対し、「われわれは機密事項であるライセンシング条件についてはコメントしない」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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