Microsoftが引き続き、メモ作成アプリケーション「OneNote」を推進している。
筆者の情報筋らによると、同社は、全機能を搭載する「OneNote for Mac」アプリケーションを「まもなく」無償で提供する準備を進めているという。The VergeのTom Warren記者も、同じ情報を入手している。
筆者が聞いたところによると、OneNoteはデスクトップの「Windows」に対しても無償アプリとしてリリースされる予定だという。現時点では、「Office」アプリケーションの有償スイートに含まれている(ただし、「OneNote Web App」と、「Windows 8」用のMetroスタイル版は無償)。
Microsoftは既に、「iPad」と「iPhone」に加え、「Android」端末向けにもOneNoteアプリを提供しているが、「Mac」版はまだ提供していない。
Microsoftは、今回刷新される無償版OneNoteにおいて、新しい「OneNote Clipper」サービスと「Office Lens」を提供開始する予定だと、筆者の情報筋らは述べている。Clipperサービスは、PCや端末のブラウザとスマートフォンの間のリンクを同期するもの。Office Lensは、光学文字認識(OCR)とスマートフォンのカメラを利用して、ユーザーが写真をクラウドへと同期できるようにするアプリだ。
新しいOneNote for Macは、2014年中にアップデートされリリースされる予定の「Office for Mac」スイートに含まれることになると筆者は考えている。ただし、Microsoftは、Mac用のOneNoteをそれとは別に先に提供開始するかもしれない。同社は、OneNoteのMetroスタイル「Windows Store」版に対しても同じことをしている。
Microsoftは、クロスプラットフォームのメモ作成用にユーザーが選択するアプリの座をめぐり、他のメモ作成アプリケーション、特に「Evernote」と競争している。Microsoftは同社キャンペーンの一環として、OneNoteのプログラミングインターフェースをさらに開放し、サードパーティーの開発者らによるOneNoteを基盤とするアプリケーションの開発を促進することも計画していると、筆者の情報筋らは述べている。
筆者はOneNoteのこのような将来の展望についてMicrosoftにコメントを求めたが、広報担当者からの回答は「伝えることはない」というものだった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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