一部報道によると、匿名で秘密を共有できる人気アプリを提供するWhisperは、同社の価値を2億ドルと評価する投資ラウンドで、新たにベンチャーキャピタリストから資金を調達したという。
事情に詳しい情報筋がRe/codeに語ったところによれば、6カ月前に実施された前回の投資ラウンドに続く今回の新ラウンドの総額は3000万ドル弱に上るという。2013年9月に調達した2100万ドル、同年4月に調達した300万ドルと合わせると、Whisperは1年以内の間に5400万ドル近くを調達したことになる。同社はカリフォルニア州サンタモニカを拠点とする新興企業だ。
Shasta VenturesとThrive Capitalが主導した今回のラウンドには、中国のTencent Holdingsも参加したとされている。Tencent Holdingsは現地時間3月9日、中国のオンライン小売業者JD.comの株式の15%を取得したと発表している。Re/codeによると、以前よりWhisperに出資しているSequoia CapitalとLightspeed Venture Partnersも今回の投資ラウンドに参加したという。
Whisperは2012年に創設された。提供開始から2年も経過していない同社のスマートフォン向けアプリは、ユーザーが匿名で告白を公開フィードに投稿し、赤の他人がそれを閲覧したり、支持を表明したり、返信を投稿したりできるフォーラムを提供する。現在、FacebookやInstagram、Twitterでは実名やユーザー名での情報共有が盛んに行われているが、Whisperは多くの点でそうした現象に対する返答であり、匿名が当たり前だったウェブの初期の頃を思い起こさせる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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