スカパー、オリンピック・パラリンピックのテレビ視聴動向を調査--2020年はテレビで見たい?

 スカパーJSATは、オリンピックとパラリンピックのテレビ視聴の実態を調査した。ソチオリンピックをテレビで見た人は94.2%に上った。

 今回の調査は「現代テレビ考『オリンピック・パラリンピック編』」として、全国の10~60代以上の男女1200名を対象に実施したもの。オリンピック閉会直後の2月24日から調査を開始し、ソチパラリンピックに対する視聴意向なども調べた。

 これによると「ソチオリンピックをテレビで見た」と回答した人は94.2%に上った。このうち「ほとんどの種目をリアルタイムで見た」2.3%、「一部自分の興味のある種目などをリアルタイムで見た」45.3%、「ほとんどすべての種目を録画して見た」0.9%、「一部自分の興味のある種目などを録画して見た」7.1%、「テレビニュースの結果を見る程度だった」38.7%となった。

 競技中継の多くは日本では深夜の時間帯での放送となったが、それにもかかわらず半数程度の人々がリアルタイムで視聴していたことになる。一方「ソチオリンピックを見ていない」と回答した人は5.8%で、男性10~30代では12%程度の結果となり、全体の平均に比べて2倍近い人々が見ていなかったことがわかった。

  • テレビを見る時間に変化はあったか?

 またソチオリンピック期間中、テレビを見る時間の変化については全体の45.5%が「増えた」と回答しており、特に女性40~60代以上では「テレビを見る時間はかなり増えた」と答える人の割合が高かったとしている。

 印象的だったシーンをたずねると羽生結弦選手や葛西紀明選手、渡部暁斗選手などメダルを獲得した選手の活躍を挙げる人が多かった一方、浅田真央選手や上村愛子選手、高梨沙羅選手を挙げる人も多数いたとのことだ。

  • ソチパラリンピックをテレビで見てみたいか?

 3月7日から開催されるソチパラリンピックへの視聴意向については、テレビで見てみたいと答えた人が全体の56.4%になり、男性に比べ女性の方が視聴意向が高いとのこと。特に女性40~60代以上の視聴意向が強いとしている。テレビでパラリンピックを見たことがある、と回答したのは45.2%で、年代が上がるにつれて視聴経験も増加傾向にあることがわかった。

  • 東京オリンピック・パラリンピックを見てみたいか?

 2020年の東京オリンピック・パラリンピックの観戦意向については、全体の83.7%が東京オリンピック・パラリンピックを見たいと考えており、そのうち「会場で見たい」17.2%、「会場で見られなかったらテレビで見たい」26.5%、「会場ではなく、テレビで見たい」40.0%という結果になった。会場よりむしろテレビで観戦したいと考えている人が多かったとのこと。この傾向は年代が上がるほど、強くなり、テレビで気軽に楽しみたいという意向が出てきているようだ。

 なお、スカパー!ではソチパラリンピックを24時間全競技放送する専門チャンネル「24時間パラリンピック専門チャンネル」を立ち上げ、60時間の生中継を含む200時間以上の放送を予定している。またVODサービス「スカパー!オンデマンド」にておいては、ソチパラリンピックがスマートフォンやタブレットから視聴できる「スカパー!ソチパラリンピックアプリ」の提供も開始した。

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