スペイン、バルセロナ発--HTCのスマートウォッチは実際に開発が進められており、クリスマスのショッピングシーズンが始まるまでに発売されるという。
これはHTC会長のCher Wang氏の発言だ。Wang氏は米CNETに対して、同社がスマートフォンを開発中であり、ホリデーシーズンまでに準備を整える予定でいることを認めた。
「われわれはデザインを重視する企業であるため、ウェアラブル製品を用意するのは自然なことだ」(Wang氏)
Wang氏は、HTCの製品はファッショナブルなものになると約束した。
同氏は「人々は時計を宝飾品だと考えている」と述べ、どのようなウェアラブル製品もそういった水準を満たすデザインとなっている必要があると主張した。
HTCは美的な面だけではなく、バッテリの効率も重要視していると語るWang氏は、腕から外して充電することが頻繁に発生するような時計は受け入れてもらえないと述べた。
HTCのスマートウォッチは携帯の電波を直接使用するのではなく、Bluetooth経由でスマートフォンにテザリングすることになるだろうと同氏は付け加えた。
タブレットも、HTCが目を向けている分野だ。Wang氏は、同社にとってこの分野で製品を発売するのは理にかなっていると述べており、そういった製品が2014年中に発売される可能性は高い。
Wang氏と、最高経営責任者(CEO)Peter Chou氏はMobile World Congress(MWC)のプレスカンファレンスの場で「Desire 610」と「Desire 816」というミッドレンジの新型携帯電話2機種を発表した。同社はこれらの製品が、価格に敏感なコンシューマーの市場でより大きな競争力を発揮できるものと願っている。
もちろんのことながら、多くの人々は「HTC One」の後継モデルも待ち望んでいた。しかしHTCは同モデルを3月25日に開催する別のイベントで披露することを明らかにした。Wang氏はこの次世代携帯電話に関する詳細を明らかにせず、あと少し待ってほしいと述べるにとどまった。
他のHTC幹部によると、次世代の旗艦モデルはHTC Oneとは大きく異なるものになるという。しかしこの幹部は、「HTC One X」とHTC Oneの差ほど大きな違いとはならないとも述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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