サムスンはバルセロナで現地時間2月24日、同社スマートフォン「Galaxy S5」を発表した。高速なデータ接続、大型化した画面、改良されたカメラ、内蔵された指紋センサを特長とする。
サムスンによると、同端末には、5.1インチのHDディスプレイと16メガピクセルの背面カメラに加えて、画像の撮影と表示の改善につながる多数の機能が搭載されているという。同社はこの最新世代の主力製品を、バルセロナで開催されているMobile World Congressで発表した。
「当社の消費者は、目を見張るような技術や非常に複雑な技術を求めてはいない」とサムスンの最高経営責任者(CEO)を務めるJK Shin氏は同イベントで述べた。「われわれの消費者が求めるのは、美しいデザインとパフォーマンスであり、シンプルでありながら高性能なカメラである。消費者は、より高速でシームレスな接続を望み、自分の健康維持に役立つ端末を求めている」(Shin氏)
Shin氏によると、同端末は色が新しくなり、防水防塵対応で、高度な省電力モードを装備するという。
新しいカメラ機能としては、写真を瞬時に撮影するためのオートフォーカス速度の向上、リアルタイムのHDR(High Dynamic Range:高ダイナミックレンジ)プレビューモード、撮影した写真や動画を編集するためのその他のツールやエフェクトなどがある。
「iPhone 5s」と同様に、内蔵された指紋センサを使って、指紋スキャンによる端末のロック解除が可能になる予定だ。サムスンによると、Galaxy S5のセンサは、「PayPal」決済におけるパスワード保護の役割も果たすという。同端末は、「ISIS」や「Google Wallet」を含む複数のモバイルウォレットをサポートする。同社は25日に、サムスンのモバイルセキュリティ機能「KNOX」についてより詳細に説明する予定だとShin氏は述べた。
この新しいスマートフォンには、健康アプリ「S Health」の最新版による健康管理機能が搭載されている。同アプリは、食事、心拍数、運動量を記録するとともに、栄養計画と位置追跡の機能を提供する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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