Amazonが以前からウェブTV製品を準備中であると言われているが、同端末がいよいよ3月に市場に投入される可能性が出てきた。Re/codeが米国時間2月21日に報じた。
Re/codeのPeter Kafka氏は、複数の業界筋およびAmazonの協力企業の話として、Amazonのセットトップボックスはオンラインコンテンツをユーザーのテレビに配信する上で「Apple TV」や「Roku」と競合するだろうと述べた。Amazonは同社「Prime」サービスを通じてTV番組や映画を米国で提供しており、独自の番組作成により積極的に取り組んでいる。したがって、同社にとってウェブTV製品は最適なものだろう。
セットトップボックスには「Android」が搭載される予定だ。これは、Amazonのタブレット「Kindle」が既にAndroidのカスタマイズ版を使用していることから、当然の選択といえる。
ラインアップの中にゲームも含まれるのかについては、依然はっきりしていない。ただし、ゲームが抱き合わせになる可能性を示す兆候はいくつかある。
Amazonは先頃、ゲーム開発者の募集広告を打ったと、Re/codeは20日に報じた。Amazonは2月に入って、ゲーム開発企業「Double Helix Games」を買収している。そして、ゲーム関連ニュースおよびレビューサイトのVG247.comは1月、Amazonが2014年にAndroid搭載ゲームコンソールを発売する予定だと伝えている。このコンソールは、OuyaやValveなどが設計した製品と似たものになるという。
Amazonは今回の報道について、Re/codeからのコメントの要請を拒否している。米CNETもAmazonにコメントを求めているが、本稿執筆時点では得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」