インターネット小売業者のAmazonが独立系ゲーム開発スタジオDouble Helix Gamesを買収した。これで、Amazonが2014年中にゲーム機市場参入を図っているという憶測がさらに高まった。
TechCrunchが最初にこの買収について報じた後、AmazonとDouble Helix Gamesの関係者らが米CNETに対してこれを認めた。買収条件は公表されていない。
Amazonは声明で、「Amazonは、顧客向けに革新的なゲームを構築することを目指した継続中の取り組みの一環として、Double Helix Gamesを買収した」と述べた。
カリフォルニア州アーバインを拠点とするDouble Helix Gamesは、The CollectiveとShiny EntertainmentというFoundation 9の2つのスタジオの合併によって2007年に設立され、従業員数は約75名である。同社の歴史は20年近くにも及び、元の企業によるゲームタイトルには、「Earthworm Jim」「Sacrifice」「Indiana Jones and the Emperor's Tomb」「Star Wars Episode III: Revenge of the Sith」「Buffy the Vampire Slayer」といった古くからよく知られた作品がある。
より最近では、Microsoftのゲーム機「Xbox One」向けに「Killer Instinct」という格闘ゲームを開発している。
Amazonは、「Android」ベースのゲーム機に取り組んでいると数カ月前からうわさされている。しかし、今回の買収の1週間前には、Amazonがゲーム機を2014年中にリリースする計画だという報道があったばかりである。このゲーム機はAndroid上で動作し、ゲームのストリーミングとダウンロードの両方が可能になるという。VG247は先週、Amazonがパブリッシャーらに対し、人気の高いAndroidおよび「iOS」向けゲームを、300ドル未満で発売予定のゲーム機用のデモとして披露していると報じた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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