「Microsoft Office」のオンライン版の名称が新しくなり、一部の作業の効率化を目的とするいくつかの新機能が追加された。
なぜ名称を変更したのだろうか。「Office Online」製品マーケティングマネージャーを務めるAmanda Lefebvre氏は米国時間2月19日付けのブログ投稿で、「Office Web Apps」という名称がユーザーにとって紛らわしいものだったことを認めた。アプリストアでソフトウェアを検索し、手動でインストールしなければならないと思ったユーザーもいたという。
「それは違う。それらを利用するために必要なのはウェブブラウザだけだ」とLefebvre氏は述べた。「ああ、そうか。つまり、『Office』のオンライン版のようなものだねと思うだろう。そのとおり、Office Onlineだ」(Lefebvre氏)
名称変更とともに、同オンラインスイートには、さらにアクセスを容易にする新機能が追加されている。
これまでは、Office Web Appsでドキュメントを作成するか開くためには、「SkyDrive」(新名称「OneDrive」)のページに移動する必要があった。今回、Office Online専用の開始ページに直接アクセスでき、そこで「Word」「Excel」「PowerPoint」「OneNote」のオンライン版を開くことができる。「Outlook.com」の電子メール、カレンダー、連絡先リストにアクセスしたり、OneDriveに直接移動することも可能だ。
Office Onlineの利用にはやはり、Microsoftアカウントが必要である。しかしログインした後には、空白の新規ドキュメントを作成するか、テンプレートを基にドキュメントを作成するか、OneDriveからの既存のファイルを開くかが選択できる。Lefebvre氏によると、同オンラインスイートには今回、Word、PowerPoint、Excel用のテンプレートが多数用意されており、家計簿、履歴書、カレンダーといったカスタムメイドのファイルの作成を支援するという。
Microsoftはコラボレーション機能も強化しており、これまでよりも簡単に同じファイルに対して他のユーザーとリアルタイムで作業することができる。
最後に、Office Onlineユーザーは、異なるアプリ間をこれまでよりもすばやく移動することができる。最上部のドロップダウン矢印をクリックすると、アプリを切り替えるためのなじみ深いツールバーが表示される。ツールバーには今回、同スイート内のすべてのアプリに対するアイコンが配置されている。対応するアイコンをクリックするだけで、簡単にWord、Excel、PowerPoint、OneNoteの間を行き来できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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