「Candy Crush Saga」でおそらく最もよく知られるデジタルゲームメーカーKing Digital Entertainmentが、株式公開に向けた申請書類を米証券取引委員会(SEC)に提出した。
KingがSECに提出した書類には、詳細がまったくと言っていいほど記載されていない。公開予定株式数や株式公開日などをまだ確定できていないというのがその主な理由である。しかし、申請書類には、2013年の時点で1億2000万株近くの株式が発行済みであると記載されている。そのうちのどれだけが公開されるかは明らかではない。IPOまでこぎつけることができるとすれば、Kingの株式は、ニューヨーク証券取引所で「KING」のティッカーシンボルで取り引きされることになる。
それでも今回の申請書類からは、カジュアルゲームを開発する企業がどれだけ大規模になり得るかをうかがい知ることができる。その申請書類によると、King Digitalの2013年の売上高は19億ドルで、前年の1億6400万ドル、2011年の6390万ドルから増加している。利益は5億6760万ドルと大幅に増加した。その著しい成長は、同社ゲームの利用者が急激に増加したことに主に起因している。2013年第4四半期の同社の全ゲームに対する平均月間ユニークユーザー数は3億400万人にものぼった。2012年第4四半期には、その数は4300万人だった。
Kingはこれまでに180を超えるゲームを提供しているが、その中でも最大のヒット作はCandy Crush Sagaである。同社によると、同ゲームのデイリーユーザー数は9300万人で、1日のプレイ回数は10億回を超えるという。同社で2番目に人気の高いゲームである「Pet Rescue Saga」で、デイリーユーザー数は1500万人、1日のプレイ回数は1億2900万回だという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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