1999年末に、北大西洋条約機構(NATO)軍がコソボ紛争で旧ユーゴスラビア連邦共和国に対して空爆を行った際に、A-10 Thunderbolt IIがユーゴスラビア国内の標的に対する作戦のために離陸しようとしている。
A-10と「OA-10 Thunderbolt II」は、地上部隊の近接航空支援専用として設計された初の米空軍機だ。毎分4000発近くの発射速度を持つ、独自の対戦車機首砲を搭載している。
A-10はシンプルで、近接航空支援任務に効果的であり、戦車やそのほかの武装車両など、地上のほとんどの標的に対して使うことができる。米空軍参謀総長のMark A. Welsh III空軍大将によると、現在のアフガニスタンでは、ほかの航空機(「F-16」「B-1」「B-52」)が近接航空支援任務の約75%を担当しているという。「その任務を実行し、十分に遂行できる航空機は数多くある」(Welsh III空軍大将)
提供: US Air Force photo/SRA JEFFREY ALLEN