写真共有サービスのSnapchatが、また新たなセキュリティの問題に直面している。ただし、今回はちょっと「おいしい」話だ。
Wired編集者のJoe Brown氏は、米国時間2月11日夜に掲載した記事の中で、Snapchatでつながっている同氏の友人から、なぜフルーツスムージーの写真が添付されたメッセージを送っているのか尋ねられたことを明らかにした。そのようなメッセージを送った記憶がないため、Brown氏はこの指摘に驚いたという。また、それ以降、他のSnapchatユーザーからも、同じようなメッセージが届くようになったという不満の声がTwitter上で流れ出した。
このメッセージには、Snapfrootという名の企業のURLが記載されており、レシピサイトAllrecipesの「ベリー・デリシャス」スムージーのページにリダイレクトされる。突然発生したこのスパムは、今のところ迷惑なだけで害はないようだ。だが、この写真共有サービスのさらなる脆弱性を指摘しているのは間違いない。
SnapchatがBrown氏に説明したところによると、このようなメッセージはここ数日間にわたり出回っているという。
「誰かがあなたのメールアドレスとパスワードを入手し、まず試しに送ってみたという可能性が一番高い。(中略)総当たり戦術が行われた証拠は全く見当たらない」と匿名のSnapchat広報担当者はWiredに説明したという。
Snapchatではこの問題の解決に取り組んでいるが、それまでの間に、ユーザーはパスワードを変更した方がいいだろう。また、Snapchatの広報担当者はユーザーに対し、Snapchatのユーザー名やパスワードを要求するサードパーティー製のアプリを使用しないよう呼びかけている。
「11日に少数のユーザーから、スパムによって意図しない写真が自分のアカウントから送信されたとの報告があった」とSnapchatの担当者は米CNETに対して述べた。「当社のセキュリティチームは、アカウントを保護するために追加の対策を行った。悪用を防ぐため、使い回しではない強固なパスワードを使うことを当社は推奨している」(同担当者)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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