米軍は世界レベルの狙撃兵の訓練に多大な時間とお金を費やしている。誰もが射撃の名手になることを可能にする、コンピュータ化されたライフルの利用を米軍が検討し始めたのは、そのことが理由なのかもしれない。
米軍は、小規模なライフルメーカーであるTracking Pointからハイテクライフルキット6つを初めて購入したことを発表した。米軍のProgram Executive Officeの広報担当であるAlton Stewart氏によると、その狙いは、「主要な目標捕捉および照準テクノロジとされているもののテストを開始する」ことだという。
ハンターへの銃器販売が主要な事業であるTracking Pointにとって、自社の武器を米軍に利用してもらうことは、歓迎すべきことであると同時に、自然なことでもある。
Tracking Pointのマーケティングおよび販売担当バイスプレジデントであるOren Schauble氏は米CNETに対して、「このテクノロジを提供して、戦争時における米国の有効性を高める機会を得られたことについて、われわれは本当に興奮している。自分たちは平均的な兵士の有効性をどのように高めることができるのか、ということにわれわれは大きな関心がある」と述べた。
2013年に発売されたTracking Pointのハイテクライフルには、射撃手が最大1200ヤード(約1097m。アメリカンフットボールのフィールド12個分に相当)離れたところにある目標を狙撃するのを支援するコンピュータが内蔵されている。こうした容易な狙撃を可能にしているのは、ガイド付きのトリガーや、動く標的にロックオンして追跡することができる「Networked Tracking Scope」などのテクノロジだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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