GoogleとFoxconnがひそかに連携している可能性がある。
ウェブ大手Googleの元「Android」統括者で現在はロボティクス関連の取り組みを統括するAndy Rubin氏は、同社の「ロボティクスに関するビジョン」を実行に移すため、台湾メーカーFoxconnと同社会長Terry Gou氏と密接に連携しているという。The Wall Street Journal(WSJ)が米国時間2月11日に本件に詳しい情報筋らの話として報じた。しかしこの提携は、Googleにだけ恩恵をもたらすものではない。11日の記事によると、Foxconnは同社工場におけるロボット導入の加速化を検討しており、Gou氏は、Rubin氏が台北での会談で最近披露した自動化技術に納得したようだという。
Foxconnは世界最大規模のメーカーの1つで、MicrosoftやAppleを含む数えきれないほど多くの企業のハイテク機器を製造している。同社はまた、労働条件をめぐっては監視の的にもなっている。
一方Googleは、つい最近になってロボティクスを強く推進し始めており、この取り組みに向けて2013年には多数の企業を買収した。Androidで知られているRubin氏が、このロボティクス関連の取り組みを統括している。
Googleは現時点ではまず、製造などの企業を対象とする分野においてロボティクスの強化を目指しているようだ。技術業界におけるFoxconnの重要性を考えれば、両社がある程度連携しようとするのは、まったく理にかなった動きといえる。WSJの情報筋によると、両社の取り組みは、両社におけるロボット導入の迅速化に関することがすべてだという。
米CNETはこの報道に関するコメントをGoogleに求めているが、まだ得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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