ブラウザを開発しているMozillaは米国時間2月11日、「Firefox」では将来的に、新規タブページに広告が表示されるようになると発表した。
Mozillaは、カリフォルニア州パームデザートで開催されたInteractive Advertising Bureau(IAB)の年次リーダーシップ総会において、新しいブラウザでは広告というものが、ユーザーに適切だと感じてもらえそうなサイトと彼らを結びつける試みの一部になっていると明らかにした。
「Directory Tiles」と呼ばれるこの取り組みでは、新規タブページの空白はスポンサーのサイトと、地理的条件に基づいた人気サイト、Mozillaエコシステムの項目で埋められるようになる。現在の新規タブページにある9個の空き枠には、ユーザーの閲覧履歴や、頻繁に訪問するサイト、ブックマークの内容から選択されたサイトが表示されていくようになっている。
Mozillaにおいてコンテンツサービス担当のバイスプレジデントを務めるDarren Herman氏のブログ投稿によると「スポンサー付きタイルは、ユーザーが楽しめそうなコンテンツへのリンクを表示するとともに、それらがスポンサー付きであることを明確に示すようにする」という。
Herman氏はDirectory Tilesの導入時期について述べておらず、「ユーザーエクスペリエンスを適切なものにできたと感じた時点で速やかに」新規Firefoxのユーザーの元に届けるというのがMozillaの計画だと述べるにとどまっている。
Herman氏は同投稿で、Directory Tilesによって同社は、ユーザーのプライベートなデータに依存しない、ユーザーを中心に据えた広告エクスペリエンスの創出が可能になると同時に、Mozillaの補助的な収入源を確保できるようになると述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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