Googleは、最高幹部の1人を異動させ、同社にとって最大の子会社の1つとされるYouTubeの指揮を執らせることにした。
報道によると、Googleの広告部門の責任者で、創業間もないころからのメンバーでもあるSusan Wojcicki氏が、同社のストリーミング動画部門のトップに指名されたという。この件については、Re/codeが最初に伝えた。
同部門はこれまで、Salar Kamangar氏がYouTubeおよびGoogle Video担当シニアバイスプレジデントとして率いてきた。同氏は、YouTubeにとどまり、詳細は不明だが他のプロジェクトを指揮するとみられている。
Wojcicki氏は、かつてForbesに「広告界で最も力のある女性」と称された人物で、カリフォルニア州マウンテンビューに本社を置くGoogleで、1998年から広告およびコマース担当バイスプレジデントを務めてきた。
Googleの広告ポートフォリオは、「AdWords」「Google Analytics」「DoubleClick」などの製品で構成されている。
Wojcicki氏は、ディスプレイ広告と検索広告を率いた経験があり、カリフォルニア大学サンタクルーズ校とロサンゼルス校の2校から経済学の修士号を得ている。こうした経歴を考えると、GoogleとしてはWojcicki氏の専門知識を活かし、YouTube上のコンテンツの収益性を向上させたいのだろう。
米国時間2月5日には、Wojcicki氏自身がTwitterでこの移動を認める趣旨の発言をした。
また、GoogleもYouTubeのトップ交代を認めている。
Excited to join #YouTube - wonderful team, amazing community & inspiring creators. I look forward to watching a lot more videos during work.
— Susan Wojcicki (@SusanWojcicki) 2014, 2月 5
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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