Adobeはユーザー、中でも特に「Google Chrome」や「Internet Explorer」を頻繁に利用するユーザーに対し、「Flash Player」を直ちにアップデートするよう推奨している。同社は米国時間2月4日、Flashの脆弱性を修正する緊急のセキュリティ情報を公開した。これらの脆弱性はハッカーに悪用される恐れがある。
Adobeはブログ投稿で、「この脆弱性により、攻撃者が攻撃対象システムを遠隔から乗っ取ることが可能となる恐れがある」と述べるとともに、「Adobeはこの脆弱性を悪用する攻撃が実際に存在するとの報告を認識しており、ユーザーには当社のセキュリティ情報で参照されているアップデートを適用するよう推奨する」と述べている。
Adobeは、「Windows」や「Macintosh」上で悪用されているこれらの脆弱性を「優先度1」と位置付けたうえで、いずれのOSを使用しているユーザーに対しても、今回のアップデートをインストールするよう促している。優先度1(Adobeの脅威レベルとしては最高)は「現在攻撃の対象となっている脆弱性、または攻撃対象になるリスクが比較的高い脆弱性」を表している。また同セキュリティ情報では、「Linux」ユーザーに関係するFlashの脆弱性を「優先度3」と位置付けている。優先度3は「過去に攻撃者の標的になったことのない脆弱性」に対するものとなっている。
Adobeはユーザーに対し、最新バージョンへのアップデートを推奨している。
ユーザーは各自の使用するFlashを「Adobe Flash Player Download Center」からアップデートすることができる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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