Microsoftのクラウドベースのストレージサービスである「SkyDrive」の名称がまもなく「OneDrive」となる。Microsoftのコンシューマーアプリおよびサービス担当ゼネラルマネージャーを務めるRyan Gavin氏が米国時間1月27日に発表した。
これは、英国の裁判所が数カ月前に、MicrosoftがSkyDriveという名称を使用することは、British Sky Broadcasting(BSkyB)Groupが所有する「Sky」という商標の侵害に当たるとの判決を下したことを受けた動きである。法廷での争いを続けるよりも、サービス名称を変更する方がよいとMicrosoftは判断した。
Gavin氏は、BSkyBとの問題がブランド名変更の要因になったことを認めたが、当然ながら平静を装って今回の発表に臨んだ。
「なぜOneDriveなのか」と同氏は問いかけ、次のように答えた。「人々は、生活においてますます多くの端末を所有するようになるが、最も重要なものは1つの場所だけに置きたいと思っていることをわれわれは知っている。すべての写真や動画を保存する1つの場所。すべてのドキュメントを保存する1つの場所。自分が使用するすべての端末をシームレスに接続する1つの場所だ。ユーザーは自分の生活の中のすべてのものに対してOneDrive(1つのドライブ)を求めている」(Gavin氏)
続けてGavin氏は、移行の開始に伴い、SkyDriveおよび「SkyDrive Pro」の現行ユーザーに対するサービスが中断することはないと述べた。ユーザーのコンテンツはすべて、新しいOneDriveでも使用できるようになる。
Microsoftは今後数週間のうちに、同サービスについてさらに詳しく発表する予定である。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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