ココペリインキュベートは、起業家や中小ベンチャー企業、個人事業主向けの経営支援サービス「シェアde顧問」を開始した。
シェアde顧問は、会員になるとウェブサイトを介して税理士や行政書士、公認会計士らに相談ができるサービスだ。これまで、コストの問題から各専門家と顧問契約を結びにくかった中小・ベンチャー企業を対象にしたもので、月額無料~3万円で利用できるようにした。有料会員であれば、会社案内に「顧問」として記載できるのも特徴の一つだ。ただし長期の契約を前提としており、最短で6カ月から。
相談回数は無制限だが、1人の専門家に対して同時に複数の相談はできない。また、契約書リーガルチェックは月2時間程度の業務内容、など相談内容を絞ることで、専門家へ安価に相談できるようにした。一方、顧問側は出向かずにウェブサイトで完結することでコストが抑えられるほか、サポート範囲を超えた場合の有料スポット案件が見込めるメリットがある。
なお、質問から回答までの期間に規定はないが、「なるべく早くと依頼している。土日を除き翌日か翌々日には来るのではないか」(ココペリインキュベート代表取締役の近藤繁氏)としている。
近藤氏は、経理代行や給与計算代行といったバックオフィスを業務で請け負う中で、経営上さまざまな相談を抱えながらも相談できる相手を見付けられない、自らの問題に気付いていないといった実情を抱えている企業が多いと感じていたという。
「もしそこで相談できる人がいたら、悪い風にはならないというケースを見てきた。シェアde顧問サービスなら、3万円払えばいろいろなジャンルの相談窓口が得られる。これで企業の存続率を上げたい」と意気込む。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス