小売からクラウドまで、Amazon.comは定期的に高額商品の大幅な値下げを行うことで定評がある。
だが、特に今回のプロモーションは「Amazon Web Services」(AWS)による2006年のサービス開始以降40回目の値下げであり、インターネット大手のAmazonにとって重要な節目となる。
シアトルに本拠を置くAmazonは米国時間1月21日午前、多くのAWSアップデートを発表した。その目玉は先述の値下げで、具体的には「Amazon Elastic Block Store」(Amazon EBS)および「Amazon Simple Storage Service」(Amazon S3)の値下げだ。
Amazonは、Amazon S3ストレージの料金をすべてのリージョンで最大22%値下げする予定だ。これに合わせて、低冗長化ストレージ「Reduced Redundancy Storage」(RRS)の料金も引き下げられる。
今回のプロモーションでは、Amazon EBSでさらに大幅な値下げが実施され、一部のリージョンでは値下げの割合は50%にもなる。これも今後の料金はリージョンによって異なるが、Amazon EBSスタンダードボリュームストレージとI/Oリクエストはすべてのリージョンで何らかの値引きが行われる予定だ。
これらソリューションの新料金は2月1日に有効となり、自動で適用される予定だ。
Amazonはまた、第2世代の汎用「Amazon Elastic Compute Cloud」(Amazon EC2)インスタンスタイプであるM3インスタンスに関するニュースも発表した。M3インスタンスでは今後、ミディアムとラージという2つの新しいインスタンスサイズを追加して提供する。
M3インスタンスにはSSDベースのインスタンスストレージが追加されるほか、「Instance Store-Backed AMI」の利用もサポートされる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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