Adobe Systemsは先週、写真の編集および管理ソフトウェア「Lightroom」の今後の計画をうっかり漏らしてしまったようだ。同社ウェブサイトに、モバイル版Lightroomのサブスクリプションプランが掲載された。
9to5Macが、このサブスクリプションに関するページを発見した。パッケージの価格は年間99ドルで、名称は「Adobe Lightroom for mobile」となっていたという。
同パッケージの具体的な内容は明らかではないが、「iPad」版の可能性が高いようだ。Adobeは2013年、Lightroomスタイルの写真編集アプリの「iPad」向けプロトタイプを披露している。そのソフトウェアは、クラウドコンピューティングサービスを利用して、写真の変更をPC上のLightroomカタログと同期させるようになっていた。
2013年に披露されたソフトウェアのデモには、露光量やコントラスト、ハイライト、シャドウ、自然彩度、明瞭度、温度、淡い色付け、鮮明化、輝度ノイズ低減、色ノイズ低減、ホワイト、ブラック、自動トーン補正、自動ホワイトバランスといった、さまざまな編集機能が含まれていた。また、アプリの上部にわたって配置されたボタンには、写真の反転やトリミングオプションも含まれていた。
Adobeは、この件について9to5Macから問い合わせを受け、モバイル版Lightroomオプションの記述を削除した。
Adobeは同社の計画についてコメントを拒否した。なお、広報担当者のMarissa Lee氏は、「Adobeは昨年、Lightroomの一部機能をモバイルプラットフォーム上で動作させるデモを行った。ただし、正式な計画については公式に一切発表していないし、Lightroomについては、現時点でそれ以上の詳しい説明はない」と述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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