FacebookとTwitterは(その他数社の企業の中でもとりわけ)これまで折に触れて、互いの機能やインターフェースの外観を模倣していると指摘されてきた。
今回は、「Trending」を追加したFacebookが、またこの流れを汲んだとして批判を浴びそうである。
米国時間1月16日午前に発表されたTrendingは、ソーシャルネットワーク愛用者ならば誰もがまさに求めるであろう機能だ。Trendingは、ソーシャルネットワーク全体でその時点で最も人気の高い話題にスポットライトを当てる追加モジュールである。
Facebookユーザーは最近、有名人の名前やライブのテレビ中継イベントなどのキーワードが、「News Feed」上で強調されていることに気が付いたかもしれない。しかしTrendingは、人気の高い話題のいくつかを、現在のストリームの右上隅に表示する。
Twitterとの間で、特に最新ニュースを共有するための第1のソーシャル空間の座をめぐって、競争を繰り広げるFacebookにとっては、重要な機能追加である。Twitterの最新収益生成計画の一部によって最近明らかになったように、ソーシャルネットワークは、スポーツから受賞式までのさまざまなライブテレビ放映中にユーザーを囲い込まなければならないというさらなるプレッシャーも感じている。
しかし、この領域に関しては、FacebookがTwitterと活発に競争できるようになるまでにはまだ時間がかかりそうである。
Trendingは現在、一部の国々を対象に段階的に、ウェブ上で提供開始されている。
Facebookは、モバイル向けのTrendingについてはまだ試験中であると述べた。モバイルが現在、同ソーシャルネットワークにとっての有望な収益源(見方によっては、頼みの綱ともいえる)であることを考えれば、モバイル版は、長期的にはさらに重要なものになる可能性が高い。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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