Googleがついに、予測通知サービス「Google Now」を同社のブラウザである「Chrome」に組み込んだ。「Android」とChromeを人々のデジタル活動における同等に便利な拠点にすることを目指す同社の取り組みが、大きく一歩前進した。
Chrome向けのGoogle Nowカードは現在、かなり荒削りの状態にあるChromeの「Canary」ビルドで動作している。同ビルドは、同社が一般使用向けに推奨する安定版よりも3段階前と位置付けられる。それだけではなく、同機能は、アドレスバーに「chrome://flags/#enable-google-now」と入力して再起動し、Google Nowフラグを有効にしなければ、有効化されない。
Googleは1年以上前から、Google NowのChromeへの組み込みに取り組んできた。非公式のブログ「Google Operating System」が、Chrome CanaryビルドでGoogle Nowが組み込まれていることを伝えている。
この変更は、ある意味において些細なものである。ユーザーには、ベルのアイコンで示された新しいシステムメニューが表示される。これは、天気予報や株価など、Android上でGoogle Nowが表示する一部のカードを表すものである。しかしそれは、さらに深い変更を意味している。つまり、ブラウザを、とどまることなく拡大するGoogle提供情報に対するパーソナライズされたインターフェースへと転換するという変更だ。
Googleはヘルプページの投稿で、「Google Nowを携帯端末上で使用する場合、デスクトップコンピュータ上でも、Chromeにサインインすれば、天気、スポーツ試合結果、通勤時交通情報、イベントリマインダーカードといった、一部のNowカードが表示される」と述べた。「Chrome上のGoogle Nowには、携帯端末上に表示されるNowカードの一部が表示される」(Google)
当然ながら、Chrome使用時にGoogleにログインしなければ、Google Nowの統合機能は動作しない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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