ソニー、重低音を聴かせるBluetoothスピーカ--ハイレゾ対応機も

 ソニーは1月16日、パッシブラジエータ内蔵で、重低音再生ができるBluetoothスピーカ3機種「SRS-X5/X7/X9」(X5/X7/X9)を発表した。最上位機となるX9ではハイレゾ再生にも対応するスーパートゥイータを備える。2月15日から順次発売する。店頭想定価格はX5が2万3000円前後、X7が3万3000円前後、X9が6万円前後になる。

  • 「SRS-X9」

 X9は、磁性流体サスペンション構造スピーカ2つとサブウーファに、パッシブラジエータとハイレゾ対応のスーパートゥイータ4つを内蔵したハイレゾ対応スピーカだ。スーパートゥイータは前面と天面に配置することで、高域の広がりを補完し、広いエリアでハイレゾ音楽を再生できる。ダンパーをなくし、軽量化と駆動力の向上を実現した磁性流体サスペンション構造スピーカと合わせて使用することで、低域から高域までパワフルかつ繊細な音を再現するとしている。

 ハイレゾ対応の「ウォークマン ZX1」にも採用されているフルデジタルアンプ「S-Master HX」を搭載。192kHz/24bitのWAV、FLACフォーマットに対応するほか、4月に予定されているアップデートにより、DSDフォーマットをリニアPCMに変換して再生できる。

 CD音源や圧縮音源は独自のアップスケーリング技術「DSEE HX」を使用することで、ハイレゾ相当の高解像度音源として再生することも可能だ。

 サイズは高さ133mm×幅430mm×奥行き125mmで、重量約4.6kg。BluetoothとWi-Fiによるワイヤレス再生、USB端子、ステレオミニ端子による有線接続に対応する。USB接続時は、スマートフォンに充電しながらの再生も可能。PCを接続する際は、USB DAC内蔵スピーカとしても活用できる。なお、ハイレゾ再生はUSB接続などによる有線接続のほか、Windows用ソフトウェア「Media Go」でのミュージックサーバ機能(2014年春に提供予定)を使用することで、ワイヤレスでの再生にも対応。ただしDSD音源のワイヤレス再生は対応しない。

  • SRS-X9のスピーカ構成

  • ハイレゾ対応のスーパートゥイータ

  • リアパネルにはLANやUSB端子を装備

 X7/X5は、フルレンジのスピーカユニット2つとサブウーファの2.1chスピーカに、パッシブラジエータを搭載。Bluetoothによるワイヤレス再生ができ、NFCによるワンタッチ接続も可能だ。X7にはWi-Fiに対応し、AirPlayによるワイヤレス再生をサポートする。低音増強や臨場感表現など最適な音質にチューニングする「ClearAudio+」も備える。

 サイズはX7が高さ132mm×幅300mm×奥行き60mmで、重量約1.9kg。X5が高さ118mm×幅221mm×奥行き51mmで、重量約1.2g。両機種ともにAC電源のほかリチウムイオン充電池でも駆動し、充電池を使用すれば最大約6時間(X5は最大約8時間)の再生が可能だ。

  • 「SRS-X7」

  • 「SRS-X5」

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