ソニーは9月26日、ハイレゾ音源再生に対応した単品コンポ6機種を発表した。HDDオーディオプレーヤー、プリメインアンプ、スピーカなどをラインアップする。10月12日から順次発売する。
発表されたのは、HDDオーディオプレーヤー「HAP-Z1ES」(価格:22万500円)、プリメインアンプ「TA-A1ES」(価格:22万500円)、HDDオーディオプレーヤーシステム「HAP-S1」(店頭想定価格:8万円前後)、USB DACアンプ「UDA-1」(同:5万円前後)、スピーカ「SS-HA1/HA3」(同:7万円前後/4万円前後)となる。
HDDオーディオプレーヤーのHAP-Z1ESとHAP-S1は、専用のPCアプリ「HAP Music Transfer」を使って、内蔵のHDDにPC内の音源を自動でコピーすることが可能。Z1ESには1Tバイト、S1には500GバイトのHDDを備え、両機種ともにDSD、リニアPCM(WAV、AIFF)、MP3、WMA、AAC、FLAC、ALAC、ATRACの再生に対応する。
横幅430mmのフルサイズコンポモデルZ1ESのみ、圧縮音源もDSD信号に変換、再生する、新開発の「DSDリマスタリングエンジン」を搭載。S1は横幅265mmのコンパクトボディに最大出力40W+40Wのパワーアンプを内蔵し、クリアなサウンドを実現する。
いずれも高音質にD/A変換を行う技術やDSEEなどの音響信号処理技術を備え、圧縮音源からハイレゾ音源まで高音質で再生するとしている。
プリメインアンプのTA-A1ESは、プリアンプ部にFET入力ディスクリートバッファ回路、パワー部に新開発の「シングルPP&Hi CURRENT AMP」を搭載する。独立した基板に構成したヘッドホンアンプも搭載し、3段階のインピーダンス切り替えも可能だ。
USB DACアンプのUDA-1は、横幅225mmのコンパクトモデル。PCとUSBケーブル1本で接続でき、PC用音楽プレーヤーをそのまま使って音楽を聴くことができる。専用アプリ「Hi-Res Audio Player」をPCにインストールすれば、DSD方式の音源再生もサポート。専用ケーブルを使用すれば「ウォークマン NW-ZX1/F880」の再生にも対応する。
最大出力は23W+23W。D/Aダイレクト端子を備え、セレクタやコネクタを介さずに、さまざまなオーディオ機器と接続ができる。
スピーカーシステムのSS-HA1/HA3は、「WDスーパートゥイーター」を前面と上面の2カ所に搭載した新タイプのスピーカシステムだ。これにより、左右、上方向にも指向性が拡大し、広いエリアでハイレゾ音源など高音質な音楽を聴くことができる。HA1は3ウェイ4スピーカ、HA3は2ウェイ3スピーカを内蔵。キャビネットには剛性の高いアルミを採用する。
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