米Yahooの最高執行責任者(COO)のHenrique De Castro氏が米国時間1月16日をもって同社を去ることが、規制当局に提出された書類によって明らかになった。
最高経営責任者(CEO)のMarissa Mayer氏がGoogleから連れてきたDe Castro氏が退職するといううわさは、長い間ささやかれてきた。De Castro氏は、Googleのディスプレイ広告事業を構築したことを一部の人々から評価され、Yahooの広告事業の統括者として雇用された。しかし、De Castro氏は評価が極端に分かれる人物だと言われており、そのことは、同氏を風刺的に模倣するTwitterアカウントが作成されるほど有名である。
Adweekは2013年9月、De Castro氏はMayer氏と「仲違い」しており、広告事業の業績を改善しなければならないというプレッシャーを感じていると報じた。De Castro氏は2013年中にYahooを去るのではないか、と同記事は推測していた。
De Castro氏退職のニュースを最初に報じたRe/codeのKara Swisher氏は、先週ラスベガスで開催されたCESでDe Castro氏がYahooのイベントに参加していなかったことを指摘した。Swisher氏の記事によると、De Castro氏は新たに米州地域担当シニアバイスプレジデントに就任したNed Brody氏、M&Aを統括するJackie Reses氏、マーケティング部門を統括するKathy Savitt氏とも権力闘争を繰り広げていたという。
Yahooは規制当局への提出書類に書かれたこと以外のコメントを控えた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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